1954-02-12 第19回国会 参議院 通商産業委員会 第8号
元来が外国相手の、相手のある仕事に対してこちらが全部手の内をさらけ出すことがいいのか、これは見方によつてはそんな秘密経済をやつたらけしからんという御意見はありましようけれども、大局的に見て商機をとらえ、或いは国際情勢の変転に応じて基本の線を踏外さないようにやれるということであれば、大局的に私は却つて御支持を得るやり方ではないかと思いますが、それらの点について関係各省とも十分連繋をとりまして、政府としても
元来が外国相手の、相手のある仕事に対してこちらが全部手の内をさらけ出すことがいいのか、これは見方によつてはそんな秘密経済をやつたらけしからんという御意見はありましようけれども、大局的に見て商機をとらえ、或いは国際情勢の変転に応じて基本の線を踏外さないようにやれるということであれば、大局的に私は却つて御支持を得るやり方ではないかと思いますが、それらの点について関係各省とも十分連繋をとりまして、政府としても
こもいう点については私は率直に申しますが、政府の責任において秘密経済と言われても、私は日本の国のためならその責任は政府が負いまして或る程度秘密行政をやらざるを得ないとさえ考えるくらいであります。
この國民の暗い気持及び國際世界の疑惑に対して、日本の政府及びわが國会に持つておる重大な責任を痛感いたしまして、この際私は、現在日本の民主政治を脅しておると指摘なされました秘密政府、秘密支配、秘密政治、秘密経済あらゆる暗黒の勢力を一掃されることを要求する者であります。